7/17パパママのための家庭教育講座×介護チャレンジスクールを開催

パパママのための家庭教育講座

「ハッピーのカギは『ルーティン』~習慣が自己肯定感を上げる~」

2017年7月17日(月・祝)、不二羽島文化センターで家庭教育講座を開催しました。

岐阜大学地域科学部教授の近藤真庸氏をお迎えして、“生活習慣は自分への信頼感を高め、復習に特化した学習法が「やればできる!」という自信を作り出す”という『近藤メソッド』に基づいて、自己肯定感を上げる秘訣についてお話いただきました。

 

近藤氏はまず歌を披露。会場のみなさんと一緒に歌い、和やかな雰囲気で講演が始まりました。

氏は、「ルーティンが自信につながり自己肯定感を上げる」と解説し、夏休みを前にまずは起床・就寝時間を決めるなど生活時間割を作ることを提案。「学習したことはその場でアウトプットすると効果的。寝る前にもう一度復習を。」と、すぐに実践できる学習法も教えていただきました。キーワードを参加者に必ず復唱させる講演スタイルにも近藤メソッドの理論を垣間見ることができました。

 

参加者は大人58名、子ども28名の計86名。みなさん終始深くうなずきながら熱心に話に聞き入り、質問も多く出ました。フリーアナウンサーの宇野悦加氏を交えたパネルディスカッションでは更に詳しい話をうかがうことができ、濃厚な1時間半となりました。

 

中学生のお子さんとの会話が減っているという方は、我が子との接し方についてヒントを得られたようで「聞いてよかった」と感想を話されました。また、小学生と園児のお子さんをお持ちのお父さんは「子どもと目線を合わせることが大切だと感じた」と話されていました。

第3回介護チャレンジスクール

~わたしにもできるやさしいカイゴ~

『パパママのための家庭教育講座』の同日、かいさいの華で小中学生を対象に今回で3回目となる『介護チャレンジスクール』をおこないました。

参加者は、不二羽島文化センターなど各出発地からバスで到着。約1時間かけて施設を見学したり、高齢者のみなさんとふれあいました。

 

今回のテーマは『わたしにもできるやさしいカイゴ』。

 

自分にできることを考えるためには、まずは“知る”こと。家族や近所のお年寄りをイメージしたり、自分の家とは何が違うかに注目しながら介護施設を見学。トイレの手すりの設置箇所は右と左それぞれのタイプがあることなどを確認しました。また、高齢者のみなさんと話をして感じたことなどを話し合いました。

アイマスクをつけたり耳に綿球を詰めて「目が見づらくなる」「耳が聞こえにくくなる」高齢者疑似体験もおこないました。さらにその状態のまま参加者同士で食事介助の体験も。「物が食べにくくなる」とはどういうことかを体感しました。

不二羽島文化センターに移動後は、脚や腹、背の筋力低下を想定して「立ち上がりにくさ」の体験。高齢者を介助する際のコツも学びました。

 

はじめての体験に一歩成長した参加者たち。あなたにできるやさしさ、みつかりましたか。最後におこなわれた修了証書授与式では子どもたちの誇らしげな姿が印象的でした。